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国内では数少ない炭酸泉で知られ、芹川沿いに湧く温泉。湧出量と二酸化炭素の含有量、温度から、日本一の炭酸泉と称される。長湯温泉では１６施設すべてが「源泉掛け流し宣言」をしていて先進的温泉保養地を目指している。ドイツの温泉療養都市と友好を結び、飲泉中心のヨーロッパの温泉地のように、飲泉場がいくつも設けてある。歴史は古く、与謝野晶子や作家の田山花袋も訪れたという。

奈良時代からの歴史を持つ脇田温泉は硫黄分を含んだ炭酸鉱泉である。犬鳴川の清流を臨み、山に囲まれた静かな環境に、旅館やホテルが点在している。５月下旬から６月にかけての蛍の季節には、川沿いに、かがり火が並ぶ。秋にはぶどう狩りが楽しめる他、川面に桜や新緑や紅葉が映える景観は季節ごとに表情を変えて、美しい。

JR飛騨小坂駅より、車で10分ほどの静かな温泉地。300年以上の歴史がある古くからの湯治場。泉質は単純炭酸泉（別名サイダー泉）。飲浴両用で、胃腸病に効くと言われている。飲める温泉は、各旅館内あるいは屋外飲泉場で、だれでも気軽に飲むことができる。宿によっては、温泉を利用した料理を出しているところもある。

万病に効くと言われる玉川温泉源泉のお湯は奇跡の湯とも言われています。秋田新幹線利用で､東京から最速2時間58分｡日本一の深さと､高い透明度を誇る田沢湖を一望できる田沢湖高原温泉郷は秋田駒ケ岳に広がる高原の温泉｡料理は､山の芋鍋など｡

関西の奥座敷として親しまれている有馬温泉は大阪から１時間、神戸三宮から30分と、交通の便利が良い場所にあり、人気温泉宿が多い。神代に遡る三古泉・三名泉の一つとしても有名。また太閤秀吉が愛した温泉地としても知られていて、秀吉の湯殿跡もある。泉質は、含鉄強塩泉の金泉と呼ばれる赤褐色の湯と、無色の炭酸泉・銀泉の２つで、交互に浸かれば相乗効果もあると言われている。